強さ。













それはある日突然だった。


「〜〜〜♪」


鷹村が鼻歌を歌いながら雑誌を見ていると・・・。





ダダダダダダダダ・・バンッ!!!!




「うおっ!」


「はぁ・・はぁ・・・はぁ・・・。」




突然凄い音と共にがやってきた。

鷹村がビビりながらを見ると・・・。



「っ・・・ひっく・・・・ひっく・・・。」



は泣いていた。


「お・・・・。」


お前どうした。

と、言う前には鷹村の前に正座してつぶやいた。






「鷹村さん・・・強いって・・・どんな気持ちですか。」






「・・・・・・・・・・・・。」






「強いってなんですか?どうしたら強くなれますか・・・。」





「・・・・・・・・・。」




「・・わかんない・・・わかんないよ・・強くなれない・・・。」





はそう言うと泣き崩れてしまった。


「・・・・・・・・。」


鷹村はしばし呆然とした。


鷹村はあの日の事を思い出していた。



一歩に同じ事を言われたあの日を・・・。



そしてにも同じ事を言われしばし呆然としてしまった・・・。

そしての頭をぽんぽん。と、叩いた。




強いとは何か・・・・。






その答えはどこにあるのか・・・。



それは個人個人によって違って、その本人にしか分からない。



だから鷹村は泣き崩れたを持ち上げ、抱えて抱きしめてやった。







早く強くなれるように・・・それまで見守っているから・・・・・・・。


















終。


2005/09/14....