しずかで、穏やかに・・・。













ただ、わたしは、あなたと、


しずかに穏やかに暮らしたいだけだった。




いつからだろう・・・そう思うようになったのは。




あなたの身体がどんどん痛む度に、


わたしは、あなたとただあの古いアパートで、


お金はなくとも、しずかに、おだやかに、暮らしたいと思うようになった。


本当は、以前のように見たくなくても頑張っているあなたを、
応援しないといけないんだと思う。


でも・・・・もういいと思ってしまった。




大好きな人が傷つくのは、


こんなにもつらいことだとは、


思いもしなかった・・・・。




今日も応援しているふりをして、


わたしは心の中で、



あなたと二人、穏やかな生活を送りたいと思っている・・・。








ごめんね。








終。







2022/01/19...