SE★NA☆KA。













ここは鷹村の部屋。




「・・・・・・・・・。」


鷹村はがやがやと流れるお笑い番組をうつ伏せに寝っころがりながら見ていて・・・。


「・・・・・・・・。」


はそんな鷹村の横で雑誌を見ていた。



「・・・・・・・・。」



は何気なく、鷹村の背中を見た。










「・・・・・・・・・・・あんだよ。」



「何かじゃれつきたくなっちゃって〜。」




鷹村の背中の上に、うでーっとうつ伏せに乗りかかった
邪険に言ってきた鷹村にそんなことを言う。


鷹村の背中を見ていたら・・・なんだか乗りかかって
じゃれつきたく、そして抱きつきたくなってくるのである。




「ん〜♪」


は鷹村の背中に半分、上半身を乗りかからせ、抱きつく。





「誘ってんのか・・・・。」




鷹村はそうつぶやいた。


「え!?」


がそう叫んだ頃には・・・。


「うおりゃ!」


は抱きつかされ返されていた。



「誘ってんならそう言えや。」


にーっと、嫌な笑みを浮かべる鷹村・・・。

「い、いや!違う違う!!違います!!!」

は焦って鷹村を押し返しながらそう叫んだ。


「さー、お楽しみといくかー。」




「い、いや、だからーーー・・・・・・!!!」



















「・・・・・・はっ!」


は眼を開いた。




そこは夕日が綺麗な鴨川ジムの事務室の机の上・・・・・・。




「ああ!涎が!涎が!!」




はたれている涎を慌てて拭いた。







「・・・・・って・・・・あたしどんな夢見てんのよ・・・・・。」







そしては、ははと笑い、少し赤くなりながらため息をつくのだった。








「おーいー。」



「はわぁ!!!」




そんな時、ガチャっと事務室のドアが開き、鷹村が現れた。



「・・・・なんだよ・・・。」


「あ、い、いえ。なな、何ですか?」










(何か・・・鷹村さんをオカズにした気分・・・・・・。)









はそう思いながらも、今日も元気に仕事をするのだった。















終。


2003/08/23....