俺の物。













「それでさー、あいつ『俺の』とか言ってさぁ!」





「う、うん・・・・。」






時はお昼休み、場所は教室。
は今、お昼を食べながら友達の愚痴を聞いていた。
どうやら彼氏に対して文句があるようで
はその迫力におされて聞いていたが・・・。








「『俺の』とか言うなつーの!あたしはあんたの物じゃない!!!」








と、友達が切れた所でふと・・・・・・









鷹村を思い出した。












「・・・・・俺の物って言われるの・・・そんなに嫌かなぁ?」







そしてぽろっと・・そんな事を言った。













俺の物。





て言われるのは・・・そんなに嫌じゃない・・・。



それよりも・・なんだかその人に大切にされてるようで・・・・。



これは束縛なんだろうけども・・・







その束縛が私には心地良い・・・・・・・・・・・・。



















「・・・・・・・・・・ていうかあんたにそんな人居るの初耳なんですけど。」






「・・・へ?」







ぽろっと言ってしまったは友達のそんな突っ込みに焦った。




「どこのどいつよ〜〜!!!教えなさい!!」



恋バナとなると友達は意気揚々と詰め寄ってくる。


「ち、ちがっ!!!そういうんじゃなくて!!!」


鷹村はの彼氏ではないので否定する。
しかし、その友達は・・・





「どこの世界に自分の女じゃないのに「俺の物」なんて言う男がいるのよ!!」





と、言った。








それがいるんです・・・すぐ近くのジムに・・・・・。








とは言えなかったが、まぁまぁ・・とは話をそらし、
なんとか逃げきった・・・・。



まぁは最後に言われた言葉・・・









「あんたはマゾだね。」








に少し落ちこんだとかなんとか・・・・。















終。


2004/09/22....