お前だけ。













「・・・・・・・・。」




カチ、カチカチカチ・・。





「送信・・・っと。」




は鷹村とメールをしていた。








「・・・・・・・・・・・・。」






はベッドの上で仰向けになりながら鷹村からのメールを待つ。








ピロリーン♪







はバッと!今度はうつ伏せになり、携帯の画面を見た。


鷹村から返事が来た。





カチカチ、カチカチカチ・・。





そしてまた鷹村に返事を送る・・・・。












「・・・・・。」













「・・・・・・・・・・。」















「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

























「また返さない!!!」























しかし、その日の夜。
結局それきり鷹村からの返事は無かった。



そして翌日・・・。








「・・・こんにちはー。」






「おちゃんちわーっす。」


「おいっす。」




ジムにやってきたに木村と青木は挨拶をする。


そしてサンドバッグを叩いていた鷹村も・・・。




「お来たんか・・・。」



を見た鷹村に・・・・。





ずんずんずん。とは近寄り・・・。












「何で鷹村さんいつもメール返してくれないの!?」










と、叫んだ。






「あ?」





鷹村は何だぁ?とを見る。





「いつもいつもいつもいつも!メール送っても返事が来ないか遅いんだもん!!!」




は言う。




「あ?・・・・あー・・昨日うっかりな。寝ちまった。」




鷹村はしばらく考えて昨日の事か・・と、そう言った。






「うっかりって!っ・・う〜〜〜!!!いつもそうよ!鷹村さんは!!」





はすっかりお怒りモード。


そんなに・・・。






「うっせぇな、しょうがねぇだろ。
お前としかメールなんてしねぇから打つのおせぇしうっかりしちまうんだよ。」







と、鷹村は言った。








「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」









お前とだけ。






あたしとだけ・・・・。










「ね、寝るなら寝るって送ってよね!」




はそう言うとぷいっ!と踵を返しバタン!とドアの向こうへと行ってしまった。




「・・・・・・やばい・・にやける・・・・。」




そしてドアの向こうで顔に手をやり、嬉しそうににやけてるの姿があった・・・。












「いちゃつくのも大概にして欲しいよな・・・。」


「ああ・・・・。」



そしてうんざりとした木村と青木の顔があった。










終。


2004/05/17....