風邪引きませんか?01
ある日、宮田が部屋で雑誌を見ていると・・・。
ぴろり〜ん。
と、一通のメールが。
「・・・・・・・。」
宮田が多分あいつだろう。と、携帯を見ると・・・。
みやたくんたすけて
「!?」
宮田はガタッと焦る。
差出人はもちろんだった・・・・。
ピピピ・・プルルルルル、プルルルルル。
宮田はすぐに電話をかける。
な、何だ?何があったんだ?
漢字に変換せずに最後に。もつけずのメール・・・・・。
宮田は慌てて電話をかけるがなかなか出ない。
しかししばらくすると・・・
ぴっ。
「もしもし?か?」
「・・・・・・・・っげっほげほ!!み、みやだぐん・・・。」
宮田はの声が聞こえ少し安心する。
しかし、通常のの声ではない事はすぐに分かる。
「どうした・・さっきのメール。」
宮田は焦っているが平静を装い、何時もの調子で言う。
「・・あの・・ね・・・風邪・・ひいちゃって・・今、家誰もいなくて・・・
歩けなくて・・・助けて・・・お腹・・すいた・・・・助けてください・・・。」
はぜぇはぁ良いながらたどたどとそう言う。
「・・・・・・・。」
ああ、そう言う事か・・・良かった・・・。
と、まぁ良くない事なのだが、宮田はほっとする。
「分かった、今から行く、何か欲しいものは有るか?」
「・・飲み物・・と・・食べ・・物・・・薬は・・ある・・。」
はぼそっとそう言った。
「分かった、適当に買ってく。じゃあな。大人しくしてろよ。」
「はい・・・。」
ピッと宮田は携帯を切ると、スクッと立ち上がり、出かける準備をした。
ちょうど今は試合後の疲れを癒す時期だった為、タイミングが良かった。
流石に試合前に病人の元へは行けない・・・・。
まぁの為になら・・・・どうだかは宮田のみぞ知るだが、
も今、宮田がこういう時期だと分かって電話したのだろう。
そして宮田は家を出たのだった・・・。
続。
2005/11/02....