良いことINアパート。













「こんにちはー。」





その日もはアルバイトをするべく鴨川ジムへとやってきた。









!!!」









「はい!!!」





と、入った途端、名前を叫ばれはビクつきながら反射的に返事をした。


名前を叫んだのは・・・・。




「やっと来よったか!」




鴨川会長だった・・・・。







「え・・時間通りだと思うんですけど・・・・。」



はたじろぎ、焦りながら機嫌の悪い会長に言葉を返す。




「そんな事はわかっとる!鷹村がこんのじゃ!鷹村が!!」




と、会長は叫ぶ。




「え?」



は?鷹村さん?



は自分とはまったく関係の無い鷹村の事を言われ
何であたしにそんな事・・・・・・


と、思った所で前回のパターンを思い出した。





そうに「鷹村が来ない!」と、言う時のいつものパターンは・・・。








!ちょっとあやつの家まで行って引っ張って来い!!!」







だ・・・・・・・・・・・。






「え・・・・またですか〜〜〜!?」






はつい反論してしまうが・・・。




「なんじゃ!これも仕事のうちじゃ!行って来い!!!」











と、ジムを追い出された・・・・・・・・。


















「うあ〜・・また鷹村さん家に行くのかぁ・・・。」




はうなだれる。



あまり鷹村の家に行った時の良い思い出が無い・・・・。



というか、悪い事ばかり・・・・・。





まぁ・・部屋に入らなきゃ・・・。




は思いながら鷹村のアパートを目指した・・・。


















コンコンコン。



「鷹村さーん。」





鷹村が来ない時は、大抵、前日飲み過ぎて寝ている時なので
は近所迷惑にならない程度に鷹村の名前を呼ぶ。






コンコン・・。





コンコンコンコン!!





「っとに・・・・。」




一向に出てこない鷹村には焦れを切らした。







「鷹村さん!!!」






ドン!









と、ドアを叩いた。



「・・・・・・・・・・・はぁ・・。」



そして少し待っていると・・・・。







カチャ・・。



と、ドアが開いた。






「あ!もう鷹村さ・・・・・・・・・・。」







は出てきた人物を見て唖然とした・・・・。


出てきたのは鷹村なのだが・・・。


鷹村なのだが・・・・



鷹村なのだが・・・・・・・・・・・・・・・・・・。









「・・・あ〜・・・あ?んだよ・・・・・。」









そこに居たのは始めて見た、







髪の下りた。






不精髭をはやした。










鷹村だった・・・・・・・・。











「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」











そんな姿な鷹村は・・・なんと言うか・・・・




大人の色気炸裂★




という感じで・・・・かなりのツボにクリティカルヒットした。









「た・・・たか・・・鷹村・・・さん・・・・・・。」




「あぁ?」





だるそうに髪をわしゃわしゃとかく鷹村に、更に更に・・・・・。








は鷹村を見て真っ赤になった・・・・・・。




















鷹村の家に来て、はじめて良い事があった。















終。


2004/10/05....