ありがとう。













*この話は鷹村さんの女性関係に関する重大なネタバレを含みます。(あとがきにw)
なので、知りたくない方は見ないでください。*








「わー、桜。」




鷹村とのロードワークの途中は自転車をこいでいると、
桜並木に通りかかり、周りに咲く桜を見上げて顔をほころばせる。

「あー・・・。」

興味なさそうに、けれどのために立ち止まってくれて、鷹村はシャドーする。


「桜、綺麗ですね。あ、ふふ。」

「あんだよ。」


何かを思い出したようにが笑ったので、鷹村は問う。


「いや・・・鷹村さんに初めて出会ったのも、春だったなーと、思って・・・・。」

「あー・・・お前、まだ高校行ってたな。」

「はい・・・。」


は懐かしむように桜を見上げる。


そしてシャドーを終えて走り出した鷹村の背を追った。



「鷹村さん。」



鷹村は走りながら振り返る。






「ありがとうございます。」






「あ?」


急な礼に鷹村は戸惑う。


「あにがだよ。」


鷹村が問うと、


「内緒でーす。」


そのままは自車をこいでいく。


「あ、おい!」


鷹村はを追った。








ありがとう、出会ってくれて。



ありがとう、素敵な試合を見させてくれて。



ありがとう、感動を与えてくれて。



ありがとう、私を恋人に選んでくれて。



ありがとう、素敵な時間を、たくさんたくさん、与えてくれて。






ありがとう、楽しい思い出を、






たくさん、たくさん、くれて。









今まで本当に、







たくさんの素敵なものを、









ありがとうございました。
















おわり。




あとがき。


この話はあとがきを書かねばならぬと思った。

この話は、マガジンで鷹村さんがあの人とフラグが確定かと
思われた回を見た直後に書いています。

本当はこの話は、私がリアル彼氏を作るか、鷹村さんに彼女ができるかで、
お別れするときに最後の夢として書こうと思っていた話です。

一番はじめに書いた、はじまりの話が春なので、
そのはじまりと繋がり、終わる話です。

長い長い間・・・本当にたくさんのときめきを、
ありがとう・・・さようなら・・・。

と!思って、最後の夢として書くつもりだったんですが!

「やっぱりやだ!!!鷹村さんじゃなきゃやだ!!!!」

と、布団の中で50回くらい、嫌だ嫌だやだやだと泣き叫んだ結果w

「よろしい、ならば戦争だ。公式と戦ってやる!」

と、負けずに夢を書き続けることを決めました。

決めたけど、とりあえず、公式でフラレた?w
鷹村さんの夢女たちが死んだ記念w(私含め)に、
書いておこうと思って書いておきました。


これが最後の鷹夢・・・・。


にはならないよ!!!!

負けてたまるか!!!!
ブログにも書いたけど、

「よろしい!ならば戦争だ!
 公式は公式!二次創作は二次創作!
 皆の中にいる鷹村さんは皆のそれぞれの鷹村さん!
 私の鷹村さんは私の鷹村さん!!!!
 みんな違ってみんないい!」

うちの子が好きな鷹村さんで私もこれからも夢書くし、
私が好きな鷹村さんは私の好きな(ガチ恋勢夢女)鷹村さんだし!


鷹村さんの夢女!これから何があっても強くがんばろうね〜〜〜!!!


というあとがきでしたw

原作至上主義で、受け入れない方はどうぞうちのサイトからは撤退してください。


私は、負けない。



2021/02/27...