あなたと過ごした日々を。
あなたと過ごした日々を、少し部屋で振り返ってみました。
出会いは高校生。
大きな人で少し怖かったです。
その後は、なんというわがままな理不尽な人かと呆れました。
その後は、だんだん慣れてきて、みんなと一緒に笑ったり、
いつもいつも性的に危ない目に遭うギリギリの所を皆に助けられたり、
それでも許してみんなで苦笑いして、
楽しくやってきました。
いつの間にか私はあなたのモノになっていて、
私もついに観念しました。
しかし、関係はあまり変わらず・・・・。
まぁ、することはしてましたが・・・。
それから世界戦が何度かあり・・・。
あなたの目のことは心配しつつも聞きませんでした。
口に出しては行けないことだと、
聞いては行けないことだと何となく思ったからです。
きっと聞いても、平気だよ。の一言で終わりなのは目に見えてましたし。
そしていつからか・・・一歩くんの調子が悪くなってからか・・・・。
そして、引退してからか・・・。
あなたは少し変わりました。
実は内心いつ、別れ話を切り出されるんじゃないかと、ドキドキしています。
何だか今のあなたは、
必死で、
張りつめていて、
そしてどこか拗ねているような・・・。
そんな気がします。
私に対してもすこし冷たくなりましたね。
つき合いが長くなったからかな・・・。
でもね・・・私が用事をすませて帰ろうとしたときの、
さみしげな後ろ姿は今でも変わりませんね。
気のせいかな?
その後ろ姿を見る度に、ああ、まだ大丈夫なんだな。って、ほっとします。ごめんね。
きっとあなたはこの先どんどん追い込まれていく。
でも、私はそばにいるから。
だからどうか、できるだけ長く、『はなれろ』と、言わないでね。
心からの、お願いです。
終。
2020/11/25...