たとえば、お前がいなくなってしまったら













たとえば、お前がいなくなってしまったら・・・と、考えることがたまにある。


いや、よくある。





突然やってきたお前だから、


突然いなくなっちまうんだろうと思って、


実は毎日、気が気じゃねぇ。





毎日、神に祈るのは、お前のこと。







どうか、このまま一緒にいれますように。








お前にとっては早く戻ることが幸せなんだろうが、



俺もその幸せを願わなきゃいけねぇんだろうが、




その幸せを願いつつも、俺の幸せを願ってしまう。






だから神はどっちの願いを叶えればいいのかわからなくて、



現状維持をしてんだと思う。




俺にとってはありがてぇ。








お前にはわりぃけど、




お前を失うくらいなら、俺はお前の不幸を願う。





いくら泣いてもいい。


辛い顔をしてもいい。



俺がきっとお前を泣き止ませてやるから。







だからいくら泣いても、辛そうでも、俺はお前の不幸を願う。










そんな悪人になることも、俺はいとわねぇ。

















終。


20111016....