大切なあなたへ。













やっと役に立てた・・・。








いつもいつも・・・なんの役にも立てなくて・・。


守られてばっかりだった・・。







それで良い。



いてくれるだけで良い。






とあなたは言ってくれて少し気が楽になったけど・・。
わだかまりは小さくなったけど・・。





自分の中で解決してないことは・・。


何を言われても・・駄目で・・。


わだかまりは・・結局どんどんどんどん大きくなる。





だから・・こういう形で・・あなたを守る形で役に立てて・・。







私は嬉しい・・・・。






例え自分の命が犠牲になっても・・・。


あなたの為なら・・・あなたの役に立てるなら・・。


それで良いの・・・。














駆け付けたあなたに・・・。


「やっと役に立てた・・・。」


とつぶやいたら・・・






あなたは怒ったね。





こんな形で役に立ってもらっても嬉しくないって。




怒鳴りながら・・・。








涙を流しながら・・・・。








眉間に皺を寄せて、頭を抑えて・・泣いてたね・・。

始めて見たあなたの涙・・・。






辛そうだった・・・。






なんかこっちまで涙が出てきて・・・。


私は笑いながら泣いてた・・。






それは・・・あなたの涙が私の為だ・・っていう事が嬉しくて・・。



あなたの辛さが伝わってきて・・こっちまで辛くて・・・。






なんだかわけわかんなくて・・・。






でも・・これだけは分かった・・。















あなたにそんな涙を流させちゃいけない・・って事だけは・・。














ごめんね・・・・だけど分かってね・・・。

私はあなたの役に立ちたかったの・・・。

あなたに守られるように私も守りたかったの・・。












大切だから・・・あなたが大切だから・・・・・・・・・・・・。


















終。


2002/08/07....