私的予想最終話。続二。






ご注意。

この話は私的予想最終話。続。の続きです。
また勝手に色々書いてます。
そしてハインさんとそっくりな方がでます。
名前も適当に決めたので気にしないでください。

なんでも許せる方はどうぞー。


















「はじめまして。」






その時・・・息が詰まった。

頭は真っ白で・・何も考えられず・・幻覚か・・夢か・・。
と思い・・・。
手は小刻みに震えて・・・。


何故なら・・眼の前には・・もう・・いないはずの・・・二度と向き合う事の無い・・。











ハインがいたから・・・・・・・・・。













「ハイン・・・っ・・。」


と私が呟いたら・・・。
ハインは、え?と不思議な顔をして私を見た。







そして彼は名前を言った。




「ジャック・エドワードです。」





そう・・・・ハインとは別人だった。








そんな事は分かりきっていた・・。


私は眼の前でハインが居なくなるのを見たのだから・・。


やっぱり・・と私はあたり前の悲しみを味わう・・。







でも・・その人の顔はハイン・・・。






笑った顔も・・怒った顔も同じで・・・。
私は久し振りに見れるその顔を・・思わずじっと見つめてしまう。


でも・・・やっぱりハインとは違う。




彼は明るい性格で。

良く笑い。
良く怒り。
良く悲しむ。

表情の変化が激しかった。
そこがハインと違く・・。


ハインが大声で笑ったらこうだったんだ・・。


と、私は新発見をして少し楽しんだ。









そして・・・良く彼を見つめてしまう私は・・。

彼に何故か気に入られ・・・。








「俺と付き合ってくれない?」








彼に告白された・・・・・・・・・。







嬉しかった・・・。

また・・一緒に居られる・・。

今度こそ・・・。



私は無意識のうちにそう思っていた・・・。







そして気付く。










私は・・ジャックをハインとして見ている・・。


私の中にはハインが居て・・ジャックを代わりとしている・・。


何を思うのもハインが基本で・・それと比べている・・。



だから・・ジャックとは一緒に居られない・・・。




顔が同じでも・・・いくら似てても・・・・。





私が好きなのは・・。



大切なのは・・。



愛しているのは・・・。



居なくなってしまっても・・・。



もう・・二度と会えなくても・・・。










ハインだから・・・・。












私は思いつづける・・・・。


この気持ちが無くなるまで・・・あなたを・・・。








アルベルト・ハインリヒを・・・・。












終。


2002/08/16....