私的予想最終話。続。






この話は、私が前に妄想して書いた『私的予想最終話。』の続きになります。
みんなが死んだ後のことを淡々と書いてますー。
なんでも許せる方だけどうぞー。















私は・・・海辺の崖に立っていた・・・。










皆が居なくなってから・・・・一ヶ月・・・・。


私はようやく部屋から出て来る事が出来た・・。







皆が・・・皆が動かずに帰って来た時・・・。


私の眼の前は真っ暗で・・何も考えられず・・。


ただただ・・目の前の・・冷たい亡骸を一人づつ・・見つめていた・・・。



ギルモア博士に「・・治るよね・・?」と呟いたけれど・・。

博士は肩を震わせ・・・俯いていた。



博士の力でも・・もう皆が動く事は無かった・・。



今にも動き出しそうで・・でも動くことはもう・・永遠に無くて・・。



次第に頬に涙が伝い・・・床にぽたぽたと落ちる・・。

でも・・頭の中は空っぽだった・・。












それから・・私は一ヶ月ろくに部屋を出ずに過ごした・・。



信じられなくて・・リビングに行けば・・ジョーがお茶を飲んでて・・。

ハインとジェットが言い争ってて・・。



皆・・いるように思えた・・・でも・・そんな気配は感じられず・・。



でも・・自分の眼で見る事は・・確かめることは怖くて・・・。




ただただベットの中で呆然としていた・・・。









でも・・・・私は・・・思った。





皆は自分達の平和の為。
人々の幸せの為に戦った。





だから・・私は幸せにならなくてはいけない。





皆の為にも・・・皆の命に報いる為にも・・。


そう思い・・私は部屋を出た・・・。












私は忘れない・・・。




人知れず・・・。


人々の平和のため・・幸せの為に戦った・・・。



サイボーグ戦士達の事を・・・・。











有難う・・・そしてさようなら・・・。

















私は忘れない・・永遠に・・皆のことを・・・。














終。


2002/08/16....