決意。
黒い幽霊団との戦いも終り・・・。
004ことアルベルト・ハインリヒは一人ドイツを訪れていた。
最愛の人が眠るこの地を・・・・。
ザッ
ハインは一つの墓の前に立つ・・。
そう・・それは最愛の人・・ヒルダの墓。
「やあ・・久し振りだな・・。」
ハインは墓の前でつぶやく。
そして花を添えると・・静かに話し始めた・・。
・・・大切な人が出来たんだ・・・。
いや・・君も大切だ・・それはもちろん・・。
君は俺の永遠の人だ・・。
だが・・それと同じ位に・・
彼女が大切なんだ・・・。
側にいるだけで気持ちが安らぐ・・。
彼女の笑顔を見るだけで・・幸せな気分になれるんだ・・。
大切で・・大切で・・決して無くしたくない・・・。
しかしそれがかなり歳が離れていてな・・・。
そんな少女に・・思いもしなかったよ。
だが・・・・・大切な人なんだ・・・。
今度こそ守り抜きたい・・・・・・。
君に誓うよ。
必ず・・守り抜くと・・。
「・・・じゃあ・・またな、ヒルダ・・・・そうだな・・次、来る時には・・彼女も連れてこようか・・。
俺の物にしてな・・・・。」
ハインはふふっと企むような笑みをし、
軽やかにヒルダの墓を後にした・・・。
ここから・・俺の二度目の人生が始まる・・・・。
終。