自覚。













「あはは!」




が微笑む・・・。


ハインはそれを見て自ずと笑みがこぼれる。


可愛くて・・大切な・・。


知らずに手がへと伸びる・・。



「っ・・・・。」



だが寸での所でそれを止める。


「?どうしたのハイン?」


手を抑えている俺を見て、振り返ったは言う・・。


「なんでもない・・・。」


ハインはそう言うとリビングを後にした。














気付いた時には・・既に心の中にいた・・。


大切な少女・・・・。


だが・・俺にはヒルダがいる・・。


大切な・・何者にも変えられない・・最愛の人・・・。


わかってはいる・・・自分にそんな資格はない・・。
俺はもう大切な人がいるじゃないか・・・。







しかし・・・・・惹かれてしまう心・・・・・・・・・。






ハインは壁に寄りかかり薄暗い天井を見上げた。












「ヒルダ・・・・俺はどうしたら良い・・・・?」













終。