永遠。













二人で・・真っ暗闇な空を眺めていた・・・。








「・・・・・・・・。」



静かな浜辺で隣にはジェット・・。


波の音と二人だけ・・。




空を見上げると空には星は無く。

ただただ闇が広がっていた。




吸い込まれそうな闇。


何処までも続く闇。



ジェットの袖をぎゅっと掴んだ。




「どうした?」




ジェットは私を見る。


「・・・・怖い・・。」


私は呟く。



「ぷっ!空が怖いのかよ。」


ジェットは笑う。



「・・・笑わないでよ・・。」



私はふくれる。






「ほれ!」



「うわ!!」





ジェットは私を抱きしめた。







「こうしてりゃあ・・怖くねぇだろ・・・。」







近くでジェットが、にっ・・と笑う。




「・・・・・・・・・。」



ジェットの笑みが暗闇の中で引立っていて・・・私は赤面する。





「この闇も・・ずっと二人でいられるみたいで・・・良いじゃねぇか・・・・。」




そしてジェットは耳元でそっと囁いた。











一緒に居られるだけで良いんだ・・。


側に居られるだけで・・。


このままずっと側に居られれば・・・・・。









終。


60000を取られたてらさんへ。



2002/10/10....